ホストクラブの開業・経営ガイド|改正風営法に合わせた料金・売掛・広告の見直し
更新日:2026年11月3日 | カテゴリ:業態別ガイド
ホストクラブは、男性キャスト(ホスト)が席について接待をする業態で、キャバクラと同じく風俗営業の許可が必要です。2025年の風営法改正は悪質なホストクラブへの対策として行われたため、料金の示し方・売掛・広告は、とくに気をつけたい分野です。
この記事の内容
開業までの流れ
- 物件を許可の目で選ぶ学校・病院などの近くや条例で決めた地域では許可が出ません。客室の広さ(2室以上なら1室16.5㎡以上)、見通し、照度5ルクス超などの基準を、契約の前に確かめます。
- 保健所の飲食店営業許可と、風俗営業の許可許可が出るまで営業できません。深夜0時〜朝6時は、条例で決めた地域を除いて営業できません。
- ホスト・内勤スタッフを集める生年月日と国籍を書類で確認し、写しを従業者名簿と一緒に退職から3年保存します。ホスト専門の求人サイトには、風俗営業の許可を取っている店だけを載せるところもあります。
- 料金表の掲示と、売掛のルールづくり料金は店内の見やすい場所に表示します。売掛(ツケ)・立て替え・前入金を扱うなら、回収のしかたを改正の内容に合わせて決めておきます。
手続きのくわしい中身 → ホストクラブに必要な許可・届出 | 許可申請を頼める行政書士
お金の計算(例)
黒字になるかは「1組(1人)でお店に残る額」と「毎月の固定費」で決まります。下の数字は考え方を示すための計算の例で、実際の相場ではありません。ご自分の店の数字に置きかえて計算してください。
| 1組でお店に残る額(計算の例) | 売上 40,000円 −(ホストのバック 20,000円 + 原価 6,000円)= 14,000円 |
|---|---|
| 毎月の固定費(計算の例) | 家賃50万円+内勤の人件費70万円+集客・求人の広告20万円+そのほか20万円 = 160万円 |
| 赤字を抜ける組数(計算の例) | 160万円 ÷ 14,000円 ≒ 月115組 |
経営のポイント
- 注文の前にボトルを開けない・コールを始めない:客が頼む前にシャンパンタワーを組む、シャンパンコールをする、ボトルを開けることは、2025年の改正で禁止された「頼まれていない飲食などの提供」の例として、警察の基準に挙がっています。
- 恋愛感情につけ込んだ注文をさせない:客の好意を利用して注文させることは禁止されました。いわゆる「推し活」の客への行為も対象です。ホストへの指導と、売上目標の立て方も見直しましょう。
- 売掛の回収で威迫しない:声を荒げて払わせるなどの「威迫」は罰則つきで禁止です。対象には売掛金・立て替え・前入金・将来の来店分も含まれます。
- 看板・SNSで指名数や売上を強調しない:指名数・売上・役職をことさらに強調する広告は、規制の対象になるとされています。ランキング掲載のしかたも見直しどきです。
- 集客・求人はホスト専門の媒体も検討:ホスホス・スターガイズなどは集客と求人をまとめて載せる固定の月額制、ホスト求人ドットコムは月20,000円(税抜)〜です。
集客・求人に使えるサイト
ホストクラブを載せられる集客サイト
ホストクラブの求人を出せるサイト
料金は各サイトの公式ページの表示(「未確定」は代理店・業界サイトの案内)です。くわしくは 集客媒体の比較・求人サイトの比較・撮影スタジオの比較へ。
この記事は法令・警察の公開資料と、各サイトの公式ページをもとにした一般的な説明で、法的な助言ではありません。個別の判断は、管轄の警察署や行政書士にご確認ください。